嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

異世界転生モノのマンガを読んで我に返った件

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アンニョイな秋。台風の通過や秋のもの哀しさにより、メンタルが例年のごとくアブナイことになっている。

 

幸せとはお金と健康だと誰かは言っていたけど、収入の落ち込みに比例するかのように体調も落ち込み続けている。

 

そういえば、一発逆転を狙ってメルカリでゴミを売る商売を始めてみたが、まったく売れずに頓挫した。売り出した新作の絵本もスベった。アフィサイトは圏外に吹っ飛んだ。


昔、霊能者のオジサンに中途挫折の因縁があると言われたことがある。そういえば、何もかも途中ですべて投げ出してリセットしたい衝動にいつも駆られる。

 

そんな時は異世界転生モノのマンガでも読んで、生まれ変わった気になって気持ちを落ち着かせているのじゃよ。だけど、ふと現実に戻るとチートスキルは使えんし、隣にかわいい巨乳のエルフはいないし、伝説の召喚獣はただのネコだし。

 

なんて思いながらコンビニに向かう道すがら、前から来た転生トラックに飛び込んで勝負を賭けるような勇気もないし。


気軽に異世界気分を味わえるMMORPGにハマった時期もあった。ウルティマオンラインとかアバターを作って冒険者になったりするやつ。

 

ワタクシがやってたのは大航海時代オンラインってので、船で港を回って商売したり、海賊と戦ったり、ギルドに所属してワイワイやったり。

 

で、ジェット波越という名前の中年商人としてゲームの世界に降り立ったワタクシは、処女航海で海賊に襲われて文無しになり、最初の町の道端でポーションみたいなのをぼったくり価格で売るというプレイをしていた。


普通は友達を作ってパーティープレイをするんだけど、コミュ症でできなくて、たまに買い物に来るプレイヤーに「オジサン、今ピンクのパンツ履いてるんだ」とか意味不明なことを口走り笑わせるオジサンとなっていた。

 

最後の方は、町の噴水前のプレイヤーがよく記念写真を撮るスポットで、楽しそうに写真を撮りに来たグループの後ろにササっと入って写り込むという奇行に走って、よく怒られていた。

 

つまりは、ゲームでもリアルでもやってることは大して変わらんということで、異世界に行っても結局、ワタクシはワタクシのままなのだろうということじゃよ。


尊敬するD・カーネギー先生の名著「道は開ける」にもこんなことが書かれている。

 

自分らしくふるまわないことこそ、さまざまな神経症・精神異常・感情抑圧の潜在原動力となっている。<中略>

 

もっとも悲惨な人間は自分の肉体と精神を捨てて、別の人間や動物になりたいと願う人である

 

「道は開ける」221ページより引用

なるほど。つまりは、カッコイイ伝説の勇者になろうとするのではなく、ただの村人として嫁を愛して暮らせということだろう。

 

こうしてブログを書きながらも、社会問題に鋭い意見を書く人気ブロガーを目指すのではなく、アンニョイアンニョイ言いながらお約束のネタ記事を書いて最後はおっぱい揉みたいと締めくくるネタブロガーを目指せということか。

 

なんだ、いつもやってることだった。


ゲームばかりやっていて一つわかったことがある。どんなゲームでも、チートを使って大金を手に入れたり、最強の武器とかを手に入れて強くなったりすると、途端につまらなくなる。それはたぶん、現実でも同じなのだろう。

 

一番楽しいのは、いつも生きるか死ぬかギリギリのところで踏ん張っている時なのじゃよ。いつかフルダイブVRのRPGゲームで、みどりの小野さんとパーティーを組んで、裏切られないかドキドキしながら冒険するその日まで頑張ろう。

 

ラッキースケベでおっぱい揉みたい。