嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

おのりんに会いに淡路島に行った件

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It's a little bit funny~ <ねぇ、ちょっとおかしいんだ(聞いてくれるかな)>

 

エルトンジョンの名曲「Your Song」は、こんな風に恋人に語りかけるように始まるラブソング。聴いたことがない人の方が珍しいくらい有名な曲である。

 

みどりの小野さん、知ってましたか?


ということで、アンニョイな連休の続き。家族で温泉旅行を兼ねて、淡路島にある中途半端な遊園地<淡路ワールドパークONOKORO>へ行ってきた。

 

ONOKOROは、(オノコロ)とそのまま読むのだが、太ってコロコロの小野さんが作った遊園地というワケでなく、日本神話に登場するオノコロ島が由来となっていると思う(たぶん)。

 

詳しい説明は割愛するが、小野さんが大好きなワタクシとしては、行かなければならない使命感に駆られて足を伸ばしたのだ。


そんなこんなでGWで大混雑の中、さっそくゲートをくぐる。出迎えてくれたのは<おのりん>という微妙なマスコットキャラクター。

 

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娘氏は大して興味を持たなかったが、運命的なモノを感じて父は写真を撮りまくっていた。すると、なぜか0歳の息子氏がおのりんを気に入り大興奮していた。血は争えないと思う。

 

ちなみに<ころりん>というもう一匹?のキャラもいたのだが、ワタクシが完全無視したので若干いじけていた。


まずは、娘氏お目当てのプリキュアショーをじっくり観劇。いつも思うのだが、顔だけデカいプリキュアの着ぐるみみたいなのを付けているのが、ちょっと怖いと思う。娘氏も冷静に微妙だと言っていた。

 

ショーが終わって園内をゆっくり回る。世界の建築物の模型を展示したミニチュアワールドみたいなのがオノコロの売りなのだが、まぁ、こんなもんかという感じである。

 

それよりも娘氏は、メリーゴウランドみたいな遊具の方に乗りたがって仕方ない。と、ここで今日のその時を迎える。


遊園地にやってきた親が必ず一度は悩む、「フリーパス買うか買わないか問題」である。

 

ちなみに遊園地に来る前にイチゴ狩り園に寄ってきたのだが、連休特価で大人1人2,300円、幼児1,700円というぼったくりに遭って財布がかなり心細い状態である。イチゴ狩りだけで、すでに6,300円も支出している。

 

オノコロのフリーパスが大人3,700円、子供3,100円という絶妙な料金設定で、ペラペラな財布を覗きながら、さて、どうするか?庶民は悩むのである。


アトラクションは1回500円くらいなので、6回乗ればまぁ元は取れる。大人は入場料1,200円だけ払って、一日遊ぶなら子供だけフリーパスを買うのが無難な選択ではあるが、何が起こるかわからないのが世の常である。

 

尊敬するD・カーネギー先生の名著「人を動かす」にも、このような記述がある。

 

セオドア・ルーズヴェルトが大統領だったとき、自分の考えることが、百のうち七十五まで正しければ、自分としては、それが望みうる最高だと、人に打ちあけた。

 

二十世紀の偉人がこのとおりだとすれば、われわれはいったい、どうなのだろう。

 

「人を動かす」167ページより引用

ワタクシは、オノコロ島を創ったイザナギノミコトと脳内で通信しながら、旅館でゲットしてきた乗り物券200円割引クーポンをもいで、乗り物券2千円分を1,800円で購入する作戦でいくことにした。

 

二十一世紀の凡人の決断は、吉と出るか凶と出るか。


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そういえば、ワタクシは人混みと絶叫マシンがひたすら苦手なので、娘氏を今まで一度も遊園地的な場所に連れて来たことはなかった。頑張って程よく寂れた動物園がいいところだった。

 

初めての遊園地にテンションが上がる娘氏。メリーゴウランドに嫁と乗って満面の笑顔ではしゃぐはしゃぐ。乗らずに息子氏と棄権して、外から必死に手を振る父。

 

次は大きな観覧車。観覧車が逃げていくかもしれないくらいの勢いで、乗り場まで必死に走る娘氏を眺めながら、やっぱり遊園地みたいなところにも連れていってあげなきゃいけないとひたすら反省した。


家族みんなで初めて乗った観覧車から海を眺め、続いてちっちゃいフリーフォールみたいな絶叫マシン系に初挑戦する娘氏。本当に目を丸くしながら怖がる娘氏を間近で見ながら、手を叩いて爆笑した思い出ができた。楽しいぞ!オノコロ!

 

と、ここでイザナミノミコトの気まぐれか、天から一気に雨粒が。蜘蛛の子を散らすように建物の下に駆け出すお客さん。

 

売店でお土産を物色しながら天気をうかがっていたが、一向に止む気配がないのでタマネギを買って撤収することにした。ここまで使った乗り物券は2千円ちょっと。フリーパスを買わない決断をしたワタクシの大勝利となった。


名曲「Your Song」は<ボクはそんなに金もないけど、もしあったら~>と続く。ワタクシはあっても、なくても大して変わらない気がするが、みどりの小野さんなら、イオンモールで豪遊すると思う。

 

曲の最後は"How wonderful life is while you're in the world"<君がいるこの世界はなんて素晴らしいんだろう!>と締めくくられる。

 

金はないけど家族がいるこの世界は、なんて素晴らしいんだろうと思った連休後半であった。小野さんもイオンモール辺りにいてくださいね。


-アクセス-

<淡路ワールドパークONOKORO>ウェブサイト

※小学校低学年くらいまでの子供向けの遊園地とミニチュアワールドがメインのテーマパークです。おのりんはたぶん週末にしか現れないパターンかと思われます。気になる人は問い合わせましょう。

 

-みどりの小野さん-

※はてなブロガーです。口は悪いけど悪い人ではありません。