嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

冷たいビールが冷えている件

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アンニョイな夏の終わり。やっとこ生後1か月を過ぎた息子氏と毎日のほほんと暮らしている。

 

なぜかワタクシの仕事机の隣にベビーベッドがあるので、四六時中、一緒にいる。そろそろ、仕事をせずにゲームばかりしていることもバレているだろう。

 

もう目も見えるようになり、父のキレのある変顔に反応するようにもなってきた。こんな父で申し訳ないが、オムツを交換するのでどうか許してほしい。


当の息子氏は、どうもウンチをするのに変に気張るクセがあるらしく、毎日、必死に顔を赤くして気張っている。

 

が、まだ気張り方がヘタクソで上手くウンチや屁が出ずに怒り狂って泣き叫んでいる。必死にお腹を”の”の字に撫でてあげているのだが、あまり効果はないようだ。

 

そんな息子氏をピンチから救うために、父もフン張る。どうもオムツを替える時に足を上げると、バフッっと来ることを発見した。なので、最近は足を上げてやってウンチングスタイルを作ってあげるようにしている。


最初は息子氏との息が合わなかったが、毎日の親子鷹での特訓の甲斐あってか、少しお腹を撫でてあげて、すかさず足を上げてバフッといくタイミングが掴めてきた。たまに間違えて父が屁をしてしまうのだが。

 

真っ赤な顔から、屁が出た瞬間に見せる安堵の表情は、見ている方も気持ちがいいくらいにさわやかである。そのまま静岡にハンバーグを食べに行きたくなる。

 

たっぷりウンチが出ると、お尻が気持ち悪くて怒るので、オムツもちゃんと替えてあげている。タマタマとお股の間に挟まったウンチもキレイに拭き拭きしてあげて、仕上げにポンポンとお尻を叩けば完成である。立派なナッシーに育てばよいと思う。


と、そんな感慨に浸るヒマもなく、今度はおっぱいをよこせと泣き始める。おっぱいがほしい時は口をチュパチュパするのですぐわかる。

 

娘氏にもやっていたが、とりあえず自らの乳毛の生えたおっぱいを出してみて、おひとついかが?とやる。なんか違う!と息子氏が怒ると、「あれぇ間違えたかな!」とアミバのネタを入れる。

 

こうして、洗練されたギャグを幼少期から浴びせ英才教育を施し、立派な大阪人として成長させるのだ。


こんな感じで娘氏のときはオロオロするばかりであったワタクシも、父として少しは成長したような気がしている。

 

それは、経験値が溜まってきた以上に、尊敬するD・カーネギー先生の名著「人を動かす」で学んだことも大きく影響している。例えば、「人を動かす」に出て来る話でも特に有名な、子牛を動かす話がある。

 

子牛を小屋に入れようとしていたエマーソンさんが、引っぱったり後ろから押したりしたが、子牛が嫌がって動こうとしない。

 

見かねたアイルランド生まれの女中がやってきて、自分の指を子牛の口にふくませ吸わせながら簡単に小屋に導き入れた。

 

「人を動かす」51ページより要約

つまり、自分の思い通りにしたかったら、相手の希望を考えなさいよ!という話なのだが、この教訓を果たしてどれだけの人が理解しているだろうか?

 

旦那が飲み歩いて家に帰ってこない場合はどうか?嫌がらせのように「早く帰ってこい!」とメールしたり、チェーンを閉めると脅したり逆効果なことばかりしている嫁さんも多いのではないだろうか?

 

その点、飲み屋は旦那さんを釣る方法を心得ている。「今日もお疲れ様です。冷たいビール冷えてます。」と店の前に看板を出す。旦那さんはどちらに帰りたくなるだろうか?

 

ワタクシから世の奥サマ方にさらなるアドバイスをするとしたら、旦那サマは冷えたビールよりもおっぱいが大好きであると申し伝えたい。それ以上は、ご自身でよく考えられることをオススメする。


さて、話が脱線してしまったが、そんなこんなで毎日息子氏とワタクシは楽しくやっている。特に子育てに悩むこともない。赤ちゃんが泣いていれば、どうしてほしいか必死に考えれば答えが見えて来る。

 

嫁がキレている時も基本的に同じである。ワタクシの頑張りで嫁の睡眠時間も確保され、産後のイラつきで折檻を受けることもない。結局のところ、子牛の教訓を生かすことで、自分が楽になるというワケだ。赤ちゃんかわいいよ。楽しまなきゃモッタイナイ!

 

アミバさんは、北斗神拳を真似て「奇跡か...そんな事オレにもできる!」と豪語した。読者の皆さまに置かれても、D・カーネギー先生に習って奇跡を起こされることを願って止まない。おっぱい吸いたい。