嫁を動かす

HOW TO WIN WIFE AND INFLUENCE PEOPLE

嫁と成功する件

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遅ればせながら、新年おめでとうございます。

 

例年のように年末に風邪を引いて寝込み、何とか持ち直して正月を迎え餅を食べ、酒を飲んで寝ていました。

 

なんとか人並みの正月を迎えることができたのも、昨年末よりアルバイトを始め、年下の正社員様に頭を下げて頑張った努力のタマモノであると思います。


アンニョイな元日、10枚もない年賀状を眺めながらおせちをつついておりますと、サラリーマン時代の同期や後輩から嫌がらせのお知らせが飛び込んできました。

 

やれ、家を建てた、外車を買った、課長になっただのそんなんばっかりです。ご丁寧に新居の写真のみをデカデカと印刷してきた野郎もいました。

 

欠陥住宅であることを祈りながら、鼻クソをほじって写真に擦り付けておきましたが、ワタクシも本来であればそんなイベントが発生する時期なのでしょう。

 

ところが現実は明日の生活もままならない身の上であります。何が同期達とワタクシの運命を分けたのでしょうか?


答えを求めて、ある一人の同期の行動を思い出しました。

 

彼の名前をアナゴ君(仮名)としましょう。社員番号が3つしか違わないアナゴ君とワタクシは同期でブラックな一流企業に新卒で入社しました。

 

独身寮の部屋も同じ階で、よく週末になるとパチンコに行ったり飲みに行ったり、勢いづいていやらしい店にも一緒に突撃しました。

 

彼はフィリピンパブが大好きで、何時間でもフィリピーナの髪をクンクンする変態でした。そんな彼の恍惚な表情を眺めていると、こうなってはイケナイと気を引き締めたものです。

 

会社での状況も同じような感じで、人格破綻者の上司にシゴかれ毎晩残業で家に帰れるのは深夜といった状態でした。


ちなみに、アナゴ君はワタクシが紹介した女の子といつの間にか付き合い始めていました。ある日、アナゴ君がセックスばかり求めてくると、ワタクシが彼女に相談されたので、嫌がらせのつもりで

 

「結婚する気がないのならセックスしないと彼にゆうてみ。」

 

とアドバイスしたところ、ホントに彼女がアナゴ君にそのセリフを言ったらしく、パニくったアナゴ君はその場で結婚の約束をしてしまい、そのままマジで結婚してしまいました。


ギャグのつもりだったのですが、以来、アナゴ君の嫁にやたらと感謝されることになりました。

 

そして、その後もセックスしまくった彼は、男の子ばかり3人の父親になり、会社では同期で一番早く課長になってしまいました。

 

一方でワタクシは残業続きでメンタルが崩壊し、将来を悲観して会社をやめてフリーランスの道へ進むことになります。


アナゴ君はどうしてメンタルが崩壊しなかったのでしょうか?一つ覚えているのは彼が毎晩ノートに

 

「成功する」

「成功する」

「成功する」

 

とひたすらに綴っていたことです。ワタクシはアホぢゃないか?と笑っていたのですが、彼はひたすらに「成功する」とだけ書き続けていました。

 

たぶん、マーフィーの法則かなにかの本に載っていたのを適当に読んで、やり始めたのだと思います。彼はアホでしたが、変に素直なところがあってとにかく本の情報を信じたのだと思います。


この習慣は、確かアフォメーションとか言われる自己啓発の手法で、成功すると書くことによって、脳をその気にさせる効果があるのだとか。

 

引き寄せの法則とかそっち系の話なので、信じる信じないはあなた次第といった感じなのですが、実践していたアナゴ君は確かにどこか自分の成功を信じて疑わないような雰囲気がありました。

 

例えば、いやらしい店に行ってワタクシが慎重に嬢の写真を見て指名している横で、彼はフリーでよろしく!と、将来に不安になったり悲観したりせず、淡々と今やるべきことをするのみといった感じで生きていました。

 

疑り深いワタクシには無理なやり方ですが、アフォメーションによって確かにメンタルの負担が減るというのはあると思います。尊敬するD・カーネギー先生の名著「道は開ける」にもこんな記述があります。

 

「私は身を粉にして活動しなくてはならない。絶望感に打ち負かされないために」

 

「道は開ける」100ページより引用

つまりは、会社から疲れて帰ってきて「あー毎日こんな日が続いて、一体なんのために生きてるんだろう?」 とか考え始めた時、ノートに向かって一心不乱に「成功する」と書くワケです。

 

そうすると、字を書いている間はネガティブな感情に支配されることはなくなります。人は一度に二つのことを考えられない生き物なので、「成功する」と書いている間は確かに「成功する」としか考えられません。

 

書き終わって、次の「成功する」と書く間に一瞬、「何やってんだろ?」と考えることはできますが、また「成功する」と書き始めた瞬間は「成功する」としか考えられないのです。

 

そんな感じで毎晩ノートに向かい、書いている内に疲れてサクッと寝るというワケです。


やってる人を見てワタクシのように笑うのはカンタンですが、人のことを笑って何も行動しない人と、笑われても何か行動する人、成功するのは後者です。

 

当然のことを身を持って知ったワタクシは、今までの考えを改めて今年からひたすらノートに

 

「性交する」

「性交する」

「性交する」

 

と書くことにしました。これで愛する嫁とセックスできる日も近いと思います。誰に笑われようがひたすらに書き続けます。もうマスをかくのはたくさんなのです。

 

末筆になりますが、皆さまにとって本年が良い年になるように心からお祈りしております。頑張ろう。

 

平成三十一年 元旦 マスヲ

 

今週のお題「2019年の抱負」

嫁と性交する。