おっぱい吸うマンがやってきて家事が破綻した件
日本の夏 蝉の声 いま静かにして 木の下に宿れるなり
我が心 その宿れるなりと同じき 安き心にある
ー籠池泰典~逮捕前の心境を自宅前にて~
アンニョイな日本の夏。おっぱい吸うマンを抱きながら、尊敬する籠池さん逮捕のニュースを眺める。お父さん、カッコイイ。
さて、おっぱい吸うマンこと息子氏がやって来て早2週間が過ぎた。先月から受け入れ前の大掃除、ベビーグッズの準備、名付けなど慌ただしくしている。
やっとこ家の中も落ち着きつつあるが、ワタクシとネッコ氏は居場所を息子氏に奪われてしまったのでどうも落ち着かないでいる。
というのも、ワタクシが開墾して住めるようにした嫁の汚部屋を息子氏と嫁が占拠してしまい、夜な夜なやっていたインターネッツの工作活動ができなくなってしまった。
それはいいとしても、産前までの家事分担体制が崩壊し、すべてワタクシに降りかかって破綻寸前となっている。
そもそも嫁はほとんど家事をしないのだが、大好きな買い物と娘氏の幼稚園の朝の送り出しはしてくれていた。まずそれがワタクシに降りかかって来た。
幼稚園のお迎えの仕事を与えたBBA(姑)は、先日、路地から飛び出して来た珍走団の中学生とぶつかりそうになる事故を起こし、娘氏ごとチャリでコケたため任務を解くことにした。ケガがなくてよかったが、この仕事もワタクシが担当することになった。
元々、炊事・洗濯・掃除もワタクシが担当しているし、その他、嫁がしていた娘氏の寝かしつけなんかの仕事も降ってきている。嫁がキッチリやるのはネッコ氏のエサだけなので、もはやワタクシがキャパオーバー状態となっている。
といっても、嫁はおっぱい吸うマンに2時間に一度、おっぱいを吸わせなきゃイケナイのでそれだけはちゃんとしてくれるのが救いだ。が、たまに搾乳しておいた母乳を残し、「後、よろしく!」と爆睡してしまうので授乳の仕事も降って来る。
文句ばかり言っているBBAは、なぜか自信のある息子氏の沐浴と自慢のノドで謎の子守唄を歌う活動をしているが、自分の気が向いた時しかしないのでアテにできない。ワタクシは、その子守唄を聴いているとなぜだか頭痛がするので恐怖でしかない。
そんなこんなで趣味のブログを書く時間も削られ、アップアップのワタクシは困った時に頼る尊敬するD・カーネギー先生の名著「道は開ける」を開いた。
生活を転換させる指針
今日だけは、たったひとりで静かにくつろぐ時間を三十分だけ生み出そう。この時間を使い、ときには神について考えよう。人生に対する正しい認識が得られるかもしれない。
「道は開ける」185ページより引用
なるほど。一人になる時間が必要なのか。だが、自室がなくなった今、狭い我が家にはどこにいてもネッコ氏他が突然現れてくつろぐことなどできない。
思い悩んだ末に、家人が寝静まった深夜に1階のトイレで一人になれる空間を発見した。ネッコ氏がたまに小用にやってくるが、三十分程度であれば問題ない。
昨晩、ワタクシは便座に深く腰を下ろし、神について考えることにした。思えば嫁の妊娠発覚以来、信仰している男女和合の神サマにも出会っていない。
トイレの女神サマにおっぱいを見せてくれとお願いしようと思ったが、バチが当たりそうなので安い方に頼って、スマホでFC2神に会うことにした。安い神サマはスグにスバラシイ世界を堪能させてくれた。
小用を終えてなぜかスッキリしたワタクシは、気分も心も新たにして深い眠りについたのであった。
安き心 我に宿れど 木の下の セミのささやき 静かなりけり
ーマスヲ心の俳句