原因はおっぱいを揉ませてもらってないからだった件
アンニョイな午後。洗練された洗濯夫のワタクシは、洗濯物を干す作業に精を出す。
今日は秋めいた風を感じて気分が良かったので、ついでに家族のシーツやら布団カバーも洗濯してあげることにした。鼻歌を歌いながらバスタオルを干していると、愛する嫁が近づいてきた。
そして、事件は起こるべくして起こった。
嫁はワタクシの干したばかりのバスタオルを見るなり、ハンガーから取って違う場所に干そうとし始めた。
何が悪かったのだろうか?嫁問題専門家であるワタクシの立場から今日は懇切丁寧に解説したいと思う。
まず、嫁がやってはイケナイことをしている点について注目していただきたい。
嫁は洗濯どころか家事をしないにも関わらず、ワタクシがやった家事に大して文句を言ってしまっている。これはキレポイントが非常に高い行為である。
同じようなシュチュエーションとしてこんな場合はどうだろう?
奥さんがたまには皿洗いでもしてよと、旦那さんに頼んだ。旦那さんは、イヤイヤながらも適当に皿を洗ってくれた。
しかし、奥さんとしては自分がやるよりキレイに洗えてなくて納得できなかった。結局、自分が洗い直して旦那さんに文句を言ってしまった。
旦那さんからすれば、なら最初から自分がすればいいじゃない?というツッコミが生まれてイラつきMAXとなる。
奥さんからすれば、いつも自分がやっているように洗ってくれれば何も問題ないじゃない?と思うかも知れないが、それはムシが良すぎる。
元来、男は効率や時短に、女は品質や手順に重点を置く人が多いような気がする。状況によってどちらにもメリットデメリットがあるだろう。どっちがいい悪いという話ではない。自分が何を気にするかという話だ。
だから、自分の思い通りに仕事をしなかった旦那さんを責めるのは筋違いだ。そして、洗い直されたことにより、効率を重視する旦那さんの地雷を積極的に踏みに行くことになる。目も当てられない。
では、次の場合はどうだろうか?
奥さんが作ってくれたミソ汁が今日はなんだか味が薄い。旦那さんは、ちょっと薄いね~といいながら、奥さんの前でミソ汁を鍋に戻してミソを追加した。
すると奥さんは無言で、自分のミソ汁を旦那さんの頭の上からぶっかけた。
旦那さんからすれば、奥さんの手を煩わせまいと自分が動いて作業をしたのだから、褒められるくらいだと思っている。
しかし、奥さんからすれば自分の料理に難クセを付けられた上に、手を加えられたことによっていつもの手順も狂わされ、屈辱を受けた!となったワケだ。味が薄かったのは塩分を取り過ぎないように旦那さんの健康を気遣っていたからなのかも知れない。
これも元を正せば、人のやった仕事に対してやってない人間が口や手を出すという行為の悲しい結末である。旦那さんは奥さんの見てないところで美味しいと言いながらミソ汁に七味でもふっておけば良かっただろう。
極端な例だと笑うのもいいが、世の中の夫婦ゲンカは大体こんな具合で発生している。実際にこの例を経験したワタクシがいうのだから間違いない。
さて、洗濯の話に戻ってさらに詳しくケンカになった原因を考えてみよう。まず、嫁の立場から考えてみる。
と、いう具合である。つまり、嫁がキレたのは、ワタクシの収入が少ないのが原因であったということになる。
次に旦那であるワタクシの立場から考えてみる。
てな具合である。つまり、ワタクシがキレた原因はおっぱいを揉ませてもらっていないからである。
いつもケンカばかりの夫婦はこんな感じでお互いに根本的な不満が積もり積もっている可能性がある。ケンカになった時、心の声に耳を傾け、なぜ自分がキレたか?よく考えてみることをオススメする。
大概、キレたきっかけとは別のところに原因があるもので、ケンカを防ぎたければ根本原因を解消した方が早い。
とは言え、傷つけられたのは感情だから突発的にキレてしまうことが時にはあるだろう。そんな時は、尊敬するD・カーネギー先生の名著「人を動かす」に記されている言葉を思い出してほしい。
「相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪におちいらせるようなことをいったり、したりする権利はわたしにはない。たいせつなことは、相手をわたしがどう評価するかではなくて、相手が自分自身をどう評価するかである。相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪なのだ」。
「人を動かす」294ページより引用
ということで、暑い日が続きますが皆さまがラブリーな生活及び性活を営まれることを祈念して暑中見舞いとさせていただきます。
おっぱい!